新聞歌壇に投稿する魅力
最大の魅力は、憧れの第一線歌人に自分の言葉を直接読んでもらえることです。紙面に自分の名前を見つけたときの喜びは、何にも代えがたいものになるでしょう。
新聞歌壇のしくみ
- 選者:歌人が数人、交代で、あるいはそれぞれに歌を選ぶ
- 掲載:週に一回ほど、選ばれた歌が紙面に載る。特選の作品には、選者の短い評がつくこともある
- 送り先:全国紙のほか、地方紙にも歌壇があることが多い
全国紙では、朝日新聞の「朝日歌壇」、読売新聞の「読売歌壇」、毎日新聞の「毎日歌壇」、日本経済新聞の「日経歌壇」などがあります。地方紙では東京新聞の「東京歌壇」もあります。
| 新聞名 | 歌壇名 | 選者(敬称略) | 選者数 / 備考 |
|---|---|---|---|
| 朝日新聞 | 朝日歌壇 | 川野里子、佐佐木幸綱、高野公彦、永田和宏 | 4名 |
| 読売新聞 | 読売歌壇 | 栗木京子、黒瀬珂瀾、小池光、俵万智 | 4名(投稿時に希望する選者を指定) |
| 毎日新聞 | 毎日歌壇 | 伊藤一彦、加藤治郎、水原紫苑、米川千嘉子 | 4名 |
| 日本経済新聞 | 日経歌壇 | 三枝昻之、穂村弘 | 2名(週替わり等で担当) |
| 東京新聞 | 東京歌壇 | 佐佐木幸綱、東直子 | 2名(投稿時に希望する選者を指定) |
送り方
送り方は新聞ごとに決まっています。
はがきに歌と住所・名前などを書いて送ります。Webから送れることがほとんどです。
送る前に、次のことを確かめましょう。
- 未発表の歌か:SNSや別の場所に出した歌は、原則として送ってはいけない
- 二重投稿をしない:同じ歌を、二つの新聞や大会に同時に送らない
- 書き方:ふりがな、年齢を書くかどうか、など(はがきの場合)
Web投稿では、必要な事項を入力する形になっています。はがきによる投稿よりも間違いがないので、Web投稿がおすすめです。
送り先のまとめ
載るためのコツより大事なこと
まず、その新聞の歌壇を何週か読んでみましょう。どんな歌が選ばれているか、選者ごとにどんな違いがあるかが見えてきます。
一度で載らなくても、送り続けることで、自分の歌が少しずつわかってくるようになるでしょう。
ここが入門ポイント
新聞歌壇は、だれでも送れる短歌の入り口。まず何週分かを読んで、選ばれる歌の傾向を知ってから送ってみましょう。
次に読みたい一冊
失恋、支出、家族。暮らしのなかの疲れを、星のようにかがやく言葉でとらえた歌集。竹中優子『輪をつくる』。

NEXT BOOK
星のように疲れていたり
竹中優子『輪をつくる』
暮らしの中で、うつくしさを諦めないのには多大な労力が伴う。けれども、あると信じている。見出そうとする粘り。信じるために、顔を上げている作者がみえる。
推薦文:武田ひか 推薦文を読む →