歌人どうしのおしゃべりや、一首をじっくり読む声を、耳から聴いても楽しめます。通勤や家事のあいだに、短歌に触れてみましょう。この記事では、2026年10月時点で、短歌の話が聴ける番組をまとめます。ポッドキャストとYouTubeのものを並べています。
いま歌人が配信中の番組
鈴木ジェロニモの感情:お笑い芸人で歌人の鈴木ジェロニモが、短歌や恋バナのコーナーを通して、自分の感情と向きあう番組。毎週火曜日20時に配信されています。
瀬戸夏子の言わなければよかったのに:歌人で文筆家の瀬戸夏子が、読んだ本や短歌、小説、映画などの感想を話す番組。
短歌・川柳耳学問:川柳人の暮田真名と、歌人の髙良真実が、短歌と川柳について話す番組。いまは不定期の更新です(Spotify)
歌人の備忘録交換ラジオ ビボロクロク:なべとびすこと歌人のツマモヨコの二人が、互いの備忘録から関心のあるテーマを取りあげて、対話で深めていく番組。2026年5月に開始(なべとびすこのnote)(Spotify)
バレーボールに話しかけよう:歌人の伊舎堂仁が、stand.fm で配信している番組。現代の歌人の一首や歌集を一つずつ取りあげて話します。放送数は更新時点で137回(stand.fm)
短歌の洞窟:石村まいと武田ひかが、二週間に一度、新作の短歌を持ちより話す番組。(Spotify)
私より先に丁寧に暮らすな:歌人の上坂あゆ美と、京都の僧侶・鵜飼ヨシキの雑談番組。短歌だけの番組ではありませんが、歌人がどんなふうに言葉や暮らしを見ているかが伝わります。短歌の話もあります。週2回ほどの更新で、2026年10月時点で回数は200回超(Spotify)
短歌の話がある番組
短歌専門の番組でなくても、短歌の回や、歌人がゲストに来た回があります。歌人ではない人が一首をどう読むかを聴けるのも、おもしろいところです。
視点倉庫:文芸評論家の三宅香帆の番組(集英社の音声レーベル「shueisha vox」)。歌人の大森静佳に聞く回「短歌のアイデアはどこから来るのか?」(#68、2026年8月12日)。音や、歌ができる瞬間の話が出てきます(shueisha vox)
牛歩元年:芥川賞作家の畠山丑雄の番組。歌人の大森静佳がゲストの回「「私」をはみだす短歌と小説」(#8、2026年4月22日)
ペーパードライブ:芸人の大島育宙、アナウンサーの西川あやの、哲学者の永井玲衣の三人が、慎重に、ぐるぐると作品を語りあう番組。笹井宏之の歌集『えーえんとくちから』を三回にわけて一人ずつ読んでいます。これは一回目「西川あやの、笹井宏之に出会う」(2026年7月14日)(Apple Podcasts)(Spotify)
夜ふかしの読み明かし:同じ三人の文化放送の番組。俵万智『サラダ記念日』から一人ずつ好きな歌を選んで話す「短歌回」があります。現在は更新終了。(Apple Podcasts/PodcastQR)(Spotify)
神保町で会いましょう:「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴の番組。歌人の俵万智がゲストの回「短歌を詠むと掬える景色」(2026年2月3日)(Spotify)
劇団雌猫の悪友ミッドナイト:「#61 短歌、なんか流行ってる? 今から入門したい人への読み方と詠み方」(2025年3月27日)。短歌の初心者のかんが、最近短歌を楽しんでいるひらりさに、短歌と俳句の違いや好きな歌人の見つけ方、おすすめの本などを聞く回です。(Spotify)
MINAMO&鈴木ジェロニモの知ってミナモ!:MINAMOと、歌人でもある鈴木ジェロニモの番組。「#2 歌人の人たちって、すごいねんで!」(2026年10月21日)で、歌人とはどんな人かを話しています。(Spotify)
ほかにも、次のような回があります。
- 書肆侃侃房のPodcast:歌集も多く出している出版社の番組。現在は更新を停止している模様。#3に歌人の菊竹胡乃美がゲストで出ています(2024年7月30日)(Apple Podcasts)
- 味な副音声:食の番組に、歌人の穂村弘が出ている回「なぜ今短歌が求められているのか?」(Apple Podcasts)
- 超球形社:鈴木ジェロニモと、友達のマーケターの上杉魁が、30代男性としてご機嫌に生きるようすを話す番組。(Spotify)
- TALK TO NEIGHBORS:J-WAVEのポッドキャスト。歌人の穂村弘がゲストの回(2024年7月)。(Spotify)
- ブックカタリスト:本を紹介する番組の「BC131 短歌を学ぶ」(2026年1月27日)。浦川通『AIは短歌をどう詠むか』を入り口に、短歌らしさとは何かを話しています。(Spotify)
YouTubeで短歌の話を見る
声だけでなく、顔の見える動画で短歌の話を見られるチャンネルもあります。
ポエムのチャンネル:歌人の青松輝が、冷笑されがちな「ポエム」について、気ままに、ときにまじめに考えるチャンネル。歌人とのトーク、古本屋めぐり、町を歩きながらの短歌づくりなど。毎週火曜更新(チャンネルを見る)
ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル:又吉直樹のチャンネル。俵万智の歌を7首紹介しながらその凄さを語る回(「夜の公園」#75、2024年10月)と、穂村弘の言葉の感覚を語る回(「百の三」#37、2021年7月)があります。(穂村弘の回)
どこから聴けばいい?
最初は、名前を知っている歌人が出ている回を一つだけ聴いてみましょう。好きなパーソナリティの番組から聴きはじめるのもおすすめです。気になる歌が出てきたら、メモしておいて、あとで歌集で確かめるのもおすすめです。
テレビやラジオ、雑誌で短歌に出会う方法は「短歌の雑誌・番組・ウェブ、どこから見る?」の記事へ。
歌人の声と、一首の読み方や裏話を耳から知ることができるかもしれない。
ここに載っていない短歌の番組でおもしろいものがあれば、追加しますので、お問い合わせください。
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山階基『夜を着こなせたなら』。
夢では痛みを感じない
山階基『夜を着こなせたなら』
そのさなかで選ばれつづける留保や調和のことを思うと、胸がくるしい。目の前を夢化することと、この痛みはつながっているとも思う。だって、夢では痛みを感じない。
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